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【FF7リメイク】評価レビュー。大きく肉付けされていて、めちゃくちゃ面白いぞ!ただ…。

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『生まれる前から伝説ーー』

 

これはファイナルファンタジー7リメイクのキャッチコピーで、リメイクの発売前からすでにこの7がFFシリーズの中でも伝説的な作品になっていることと、原作の発売後に生まれてきた若い世代にとって、文字通り生まれる前から伝説だった作品というダブルミーニングであると思われます。

 

『君はもうクラウドになったかい?』

 

原作7のキャッチコピー。プレイしないとわからない、こちらも同じくダブルミーニングになっていて、リメイク版も再びダブルミーニングにしてくるのはちょっと良いなと思いましたね。どちらのキャッチコピーもぱっと聞くとちょっとダサい感じがするのも味といえるかもしれません(´ー`)

 

少し長い前置きになってしまいましたが、今回はそんな伝説的な人気を誇るFF7リメイクについて書いていきます。

 

ちなみに核心には触れませんが、多少ネタバレ的な要素もあるのでネタバレに敏感な方はクリア後にまたお越しくださいませ!

 

 

 

 

期待値が高すぎるFF7のリメイク

前置きとして書いた通り、FF7に関しては熱狂的な人気があり、その分思い入れが強い人がたくさんいるんですよね。自分も原作はクリアしたのですが、まだ子供だったのもあって結構部分部分は記憶から抜け落ちていて…それでも楽しく、当時としてはグラフィックなんかも物凄くて、凄いゲームだったという印象は持っています。

 

事実、クラウドやセフィロスなどキャラクター人気もずば抜けていて、FFの顔とでも言うべき作品ではないでしょうか。

 

そんなFF7のリメイクはずーーっと期待されていて、いわばスクウェア・エニックスの切り札というか最終兵器みたいなイメージもあったわけですよね。

 

実際に作る難しさは相当だったと思います。これだけ期待値が高い作品ですから、何か一つ変えるにしてもかなりのリスクがありますし、何も変わってなかったらそれはそれで叩かれるだろうし。事実、リメイクの戦闘システムには多少のアクションが加わっていて、それに対する批判の声も結構多かったと思います。

 

やっぱり思い出補正も多少あると思いますが、好きなゲームのリメイクって難しいんですよね。普通に考えたら変えたほうが良い部分も当時好きだった人からすると変えないでほしい部分かもしれなくて

 

せっかく好きだった思い出のゲームが面白くなかったら…。それはもう「思い出の中でじっとしていてくれ」と言われても仕方ありません。

 

 そしてついに発売されたFF7は分割作

かなりの開発期間を要し、発売直前にまた少し延期もして、先日4月10日についにファイナルファンタジー7リメイク(FF7R)は発売されました。

 

そしてこのFF7Rは、かなり前からアナウンスされていましたが、分割作となっており、これ単体ではミッドガル脱出あたりまでが収録されています。この分割作に対しても結構不満の声もありました。

 

せっかくですからちゃんとクリアまで一気に遊びたいですもんね。ですが、プレイしてわかりましたが、これはクリアまで一気に収録するというのはなかなか難しかったかもしれません。

 

というのもゲームの骨組みにかなりの肉付けがされていてとんでもないボリュームになっているんですよね。

 

他にもゲームの根本として結構大きな変更が加わっているところがあります。というか、正直今後がどういう展開になるのか今の段階だとわかりません。ここが個人的には一番不安なところ。

 

とにかく、ゲームとしてのボリュームや追加、変更はものすごくミッドガル脱出までといってもかなりのボリュームであることは間違いありません。原作基準で「ミッドガル脱出までってすぐ終わっちゃうじゃん」と思っていた方はご安心を。

 

戦闘システムはアクションが良いバランスに

原作の7ではいわゆるATBというFFのバトルと言えばこれというゲージがたまったキャラから行動するコマンドバトル。とくにアクション要素はありません。

 

そしてFF7Rではアクションバトルへ。これもどんな感じになるのかと心配していましたが、正直杞憂でした。

 

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普通に面白いです。

 

というか、そこまでアクション感はないというか。不思議とコマンドバトルの延長的な感じで楽しめるんですよね。個人的なイメージとしてはアクション感を減らしたキングダムハーツ。雑魚は基本ボタン連打で倒せますし、ちょっと強い敵やボスなんかもしっかりと弱点をついていけばちゃんと戦えます。

 

アビリティや魔法などもあるし、キャラごとに固有のアクションもあるので、その辺をしっかり駆使していけばかなりスタイリッシュな戦いも可能。操作キャラの切り替えも一瞬で出来ますし、アビリティや魔法だけ指示することも出来ます。

 

難しそうに感じても、これに関しては難易度で敵の強さを下げることもできますし、クラシックモードではアクション要素はほとんどオート化されるのでより原作のコマンド感覚で遊ぶことができます。アクションが苦手!って人でも問題なく遊べるはず。

 

戦闘が続いてくると若干面倒になってくる面もありますが、個人的には戦闘システムは良い変化だったと思っています。もう少しデフォルトでのATBゲージの増え方が早くても良かったかなー。

 

FF7といえばやっぱりマテリア

FF7を象徴する要素の一つくっくっく黒マテリアマテリア。ゲームの大事な局面でも登場しますし、キャラクターの成長要素としてもメインの一つ。

 

FF7ではこのマテリアを装備することでファイアやケアルなどの魔法、ぬすむなどのアビリティが使えるようになります。これを敵との戦闘でAPを稼いでマテリアのレベルを上げるとファイア→ファイラ→ファイガのようにより強力なものが使えるようになっていきます。

 

そんなマテリア育成はリメイク版でももちろん健在。

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装備ごとにマテリアを装着できる穴の数は違う

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これこれこれー!

思わず雑魚戦ちょっと繰り返したりしちゃいましたよ。あんまりレベルが上がってヌルゲーになっても面白くないのでほどほどにしたいところですが…。

 

マテリアは序盤から色々手に入ります。道端に落っこちてたり、店で買えたり、今回から追加されたサブクエストでもらえたり。

 

マテリアの付け方次第で戦い方も色々できたりして、個人的にここらへんは日本らしいなじみのあるRPGを楽しんでいる感じが味わえます。ちょっと懐かしくて感動した。

 

ちなみにマテリアだけじゃなく武器にも育成要素があり

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キャラのレベルが上がる毎にSPが手に入り、そのSPを使って武器のスキルを解放していく仕組み。物理寄りのキャラにするか魔法寄りのキャラにするか、武器毎に好きなカスタマイズが可能です。

 

キャラで育成方針を決めてもいいし、武器の付け替えで色々できるようにしておいても面白いかもしれませんね。何にしてもこういった育成要素があるのは嬉しいですね。

 

当たり前ですがグラフィックも超進化

初代FF7は初代PSで発売されました。そこから3世代もPSは進化してPS4で発売のFF7R。

 

当然グラフィックもものすごく、ミッドガルの街並みも細部まで作り込まれていて、こんなだったのかと思わず見渡す程に綺麗になっています

 

もちろんキャラクターも。映像作品や、近年のFFシリーズのムービーで観られるようなクオリティのキャラが実機で自分で操作できます。

 

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ティファ超かわいい

なんか、ミッドガルがしっかりした街なので、見た感じ風景とか街の人とかぱっと見だとバイオハザードでもやってるのかな?みたいな感覚になってきます(笑)

 

ただ、グラフィックが超進化したからこそ、これいる?という部分も少なからずあります。ここは進化に合わせて省略してもいいのでは?みたいな。細かいことですけどね!

 

今後行ける場所もどんどん増えていくでしょうし、ミドガルズオルムとかどんなグラフィックで出てくるのかとかワクワクしますね。後半になるにつれて、場所にしろ演出にしろ色々と気になる部分が多いので今後の続編にも期待大ですね。

 

キャラクター描写の掘り下げがもんのすごい

 FF7Rで一番驚いたのはここかもしれません。

 

キャラクターが凄くしゃべるし、仕草も見られるし、こんなキャラだったのかと思うキャラも多数。サブキャラでもビッグスとウェッジ、ジェシー等も大幅に色々喋るし存在感が凄い。その分感情移入してしまうのですが…。

 

バレットが想像よりはるかにおもしろおじちゃんになっていたり、女性陣は可愛いし、クラウドのティファに対する反応とかも面白い。

 

原作の発売後にはクライシスコアやACなど色々な作品で前後が描かれたりしているわけですが、その辺もうまく作用して作品自体の味付けになっている感じ。

 

ただ、正直この辺の楽しさというか面白さは、今までFF7のコンテンツに触れてきたからこそであって、これで7に触れる人にとってはまた違った感想になるかもしれません。みんないいキャラしてるのは間違いありませんけどね。

 

やり込み、ミニゲームもあるぞ!

前述の通り、マテリアや武器などの育成もやりごたえがあるし、敵をみやぶるで情報を集めたり、FF7ファンには有名なミニゲームも。

 

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ミニゲームは結構序盤から出てきます。今回のゲーム範囲以外でも色々やれると思うので新しいミニゲームはあるのか、過去にあったミニゲームがどんな進化してるのか期待して待ちたいですね!

 

あとボスにもみやぶるは使えるので、そういうの気になる人はみやぶるの使用を忘れないようにしたいところ。僕も気になるので使うので、なんだかんだRPGのお約束な感じはするのですが、もう無しにしてほしい気持ちもある…。スペクタクルズとかアナライズとか…。

 

ストーリーだけでも結構なボリュームがあるのですが、こういった育成要素やサブ要素が多くあるのは嬉しいですね。

 

今後の続編について思うこと

まず大前提として。個人的には、大筋となるストーリーは変えてほしくない。ほしくなかった。○○生存ルートとかやってほしくない。キャラはみんな好きですけどね。

 

それだとその後を描いたACとか台無しじゃんと思ってしまうので…。あくまで本編の大筋の部分は変えずに、補完、補足的な感じで肉付けをしていってほしい。

 

今作をやった限り、ストーリーに関しては今後どう転ぶか…。というかこれだけ書いておいてあれですけど、大筋変わってるんだよなぁ。プレイするまでは完結まで3,4作かかるかなぁとか思ってたけど、もしかすると次回作で完結とかありえるかもしれません。

 

でもなぁ、新しい物語として生まれ変わるとは確かに公式サイトにも書いてありますが、それだと全く違うものになるというかザックスがいてエアリスがいて、クラウドがいてティファがいて…。クライシスコアとかACとか、色々描かれて感動したからこそってのがあるし…。そういう色々なルート込みでの今回なのかもですが。

 

現段階だと続編でどういう風になるかわかりませんが、うまいことやってちゃんと納得できる結末というか展開に持っていってほしいなぁと思います。

 

いや、これ単体でみたら全然いいんですけどね!

 

まとめ

こうして幕を開けた新たなる伝説FF7R。

 

ゲームとしてのクオリティは高く、正直発売前に少し抱えていた不安は見事に吹き飛ばして楽しませてもらいました。めちゃくちゃ良かった。

 

ストーリーに関しては賛否かなぁ。ちょっとメタいストーリーというか、FF7をプレイして、今までの色々な背景を知っているからこその本作という部分があるので。これをどう料理するかで評価が変わってくると思いますが、かなり難しいのではないかと思っています。

 

ただ、これは現段階だと判断できないというか、続編次第なところです。

 

完全に変えた上で納得させるのか、失敗するのか。それともちゃんとこのあと原作には沿った上でいい塩梅の変化をつけてくるのか。期待して待ちたいと思います。

 

何度も書いてますが、本当にゲーム自体はめちゃくちゃに面白いですし、逆に原作を遊んでいないとそれはそれで違った感想を持つと思うのでぜひ遊んでみてほしいです。

 

伝説の名に恥じないプレイ体験ができると思いますよ!