【P5S】評価レビュー。色物でなく、しっかりとした本編であり正史である正統続編に満足。
スポンサーリンク
ペルソナ5の正統続編として発売されたペルソナ5スクランブル。
アクションRPGであることも話題になりましたが、実際にゲームとして、ペルソナとしてどうなのか。体験版でもアクションの感想などはすでに書きましたが
今回は実際に製品版をクリアした感想を書いていきたいと思います。
ペルソナ5Sの評価レビュー
ペルソナ5の続編としての物語性が秀逸
まず、多少なりとも他メーカーとのコラボということで、いわゆるお祭り的作品のように正史と位置付けるにはどうなのか…みたいな不安もありましたが
これはまさしくペルソナ5の正統続編でした。
本編ペルソナ5で怪盗団が体験したこと、そこからの成長があって、P5Sがある。
それが本当にしっかりと作られていて嬉しい。
P5では1個1個パレスを攻略するときに仲間が一人メイン的な扱いがあって、そこから心の壁を克服するような流れでしたが、その流れをある意味踏襲しています。全員に明確なスポットが当たるわけではありませんが、それでもみんなに見せ場があるのは嬉しいですね。
ただ、克服するわけではなく、その成長を感じられるようなイベントの流れになっています。これが本当に熱いというか最高というか。
怪盗団が成長して、その中でこうして再び集まって怪盗団として活動する不安みたいのもありましたが、それを見事に吹き飛ばす紛れもなく本編であり正史であると言える出来栄えでした。
結構何度か泣いちゃいました。
新キャラのソフィー、善吉も◎
怪盗団に新しく加わることになるソフィーと善吉。
この二人もかなり良いキャラでした。
ソフィーもP5のモナのような自分のことがわからない部分がある中でAIならではの魅せ方、成長の仕方が良き。すごいいい子なんです。
善吉も大人だけあり、背負うものがありつつのペルソナ覚醒に至るまでの流れが熱い。うさんくさいだけのオッサンじゃないんです。
ネタバレになるのであまり詳しくは言えませんが、どちらも熱く、王道な見せ場があるのでご期待ください。
ちなみに二人に関するイベントでも僕は泣きました。
アクション自体の出来栄えも秀逸
無双をイメージするとちょっと最初はつまづくかもしれません。
結構雑魚の中にもちょこちょこ強いのがいたり、たまに出てくるちょっとした強敵みたいのがなかなか強いんですよね。まあ、無双じゃないので当然なのですが。
これはアクション要素があるだけであってあくまでペルソナ。
本編と同じように(難易度にもよりますが)基本的に敵はそこそこ強く、SPなんかも不足気味になります。それが最初のジェイルクリア以降はうまくアイテム稼いだりして良い感じにやっていけましたね。
考えてみれば本編のP5でも鴨志田パレスが一番きつかった思い出。
ちゃんとスキルの重要性と避ける、キャラの特性をうまく使う、などがわかると一気に楽しくなっていきました。キャラごとに使用するほどにスキル的なのが増えていくのでその辺も良かったですね。どうしてもキャラ差というか得手不得手みたいなものは出ちゃいますが。
トロフィーが1個だけ苦行
これはあれだ、よるのないくにの依頼数のトロフィーの時みたいな、一つだけ設定間違えちゃったのかなー?みたいなのが1個あるんですよ。トロフィー獲得条件がめちゃくちゃキツイやつ。
周回プレイ的なやつが緩く設定されているなら、どうしてこれはこんな条件なんだ。
トロフィー設定したあとにステータスのみ上限上げちゃったの?と思うほどに厳しい。
P5Sはかなり名作なだけにトロコンしたいと思う人も出てくると思いますが、かなり厳しいのが1個あるとだけ…。僕はこれだけで多分クリア後に15時間くらいかかったんじゃないかな…。
あくまでP5の続編という点に注意
基本的に良い部分ばかりというか、本当に良いゲームだったなぁと感じるP5Sですが、あくまでペルソナ5の続編という位置付けなのは認識しておかないといけません。
去年発売したペルソナ5ザ・ロイヤルの続編ではないということです。
個人的にはちょっとだけでいいから小出ししてほしかったなぁ…。直接出さなくてもいいから。「芳澤さんは世界大会のために今は海外にいるんだって」みたいな一言が仲間からあるだけで良かった。あとは彼をなんかこう、ぼかしつつ…。
まとめ
基本的に本編のP5をやっていなくてもプレイできるとはいえ、ほぼP5をクリア必須みたいな内容ではあります。
キャラクターに関するイベントの重みが全く変わってきますからね。
もしP5をクリア済なのであれば、多少アクションに苦手意識があるとしてもぜひ遊んでほしい作品ではありました。良い続編でした。
しかし、レビューが遅くなってしまった…。
クリア自体は結構早くしていたのですが、その後体調崩したり、人生で初めて交通事故にあって怪我していたりとなかなか激しい期間だったので…。まだちょっと怪我が癒えてない状況ではありますが、安静にしつつ、少しずつまた書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。